栃木県内のトイレリフォーム費用相場は？タンクレスとタンクありを比較

水まわりの中でもトイレのリフォームはなんとなく後回しに考える人が多いのではないでしょうか。そもそもトイレの便器やタンクは陶器製でなかなか壊れません。ひび割れた便座やタンクは大変危険ですが、公衆トイレやデパートなどの公共のトイレでもない限りそういったこともあまり起こりませんよね。

しかしタンク内部の設備機器や配管、パッキン、その他の部品などは実は10年ほどで寿命が来ます。流れが悪くなったり詰まりやすくなったりしたトイレの不具合の原因はたいていこういった部品の寿命です。そうしたタイミングでトイレリフォームを考えるのも1つの方法ですが、まずはどのくらい費用がかかるものなのか相場をチェックしてみましょう。

• 和式便器 → 洋式便器・・・5〜45万円
• タンク式便器 → 節水型タンクレス便器・・・10〜100万円
• 温水洗浄便座を取り付ける場合の工事費用・・・7千〜1万円

上記にも出て来ましたが、タンクレストイレというのを最近耳にするようになりましたよね。タンクレストイレって何？と思っている人も、名前を知らないだけでホテルやデパート、カフェなどで使ったことがあるかもしれません。

タンクレストイレとは、その名の通り従来型のトイレに必ずついていた便器の後ろにあるタンクがないトイレです。水道管から直結で水を流すためタンクが必要なくなった形ですね。では従来型のタンク式トイレと、このタンクレストイレのメリット・デメリットを比較してみましょう。

こうしてメリットとデメリットを比較してみると、明らかにタンクレストイレのほうに軍配が上がるというわけでもありませんね。メリットもデメリットもそれぞれありますが、特筆すべきはやはりタンク式トイレは仕組みが簡単なので何かあったときに自分で対処しやすいという点、一方タンクレストイレは節水効果が高く掃除がしやすいというのが魅力でしょうか。ショールームに足を運んで実際に見てみて考えるのもいいでしょう。

トイレリフォームのタイミングに最適な時期というのは使う人の考え方によるところが大きいと言えますが、いくら掃除をしても汚れがとれにくくなった、たびたび詰まるようになった、といった不具合が出てくるときがまず1つのタイミングでしょう。

そしてもう1つの考えるべきポイントは、新型のトイレの節水技術です。従来型のトイレでは1回使用するのに13〜20リットルの水を使うのが通常でしたが、今の新しいトイレではたったの4〜6リットル。これはかなりの節水になりますね。お財布にも環境にもやさしくなれます。

掃除に関してもやはり新型のトイレのほうが格段にしやすくなっています。ただし温水洗浄便座がついたものやタンクレストイレは日々のお手入れはしやすいものの、従来型のシンプルなタンク式トイレに比べて表からは見えない部分が多く、また電気を使って動作しているというのもあり、何か不具合が発生したときには急いで業者を呼ぶしかない、ということは覚えておきましょう。

また新型のタンクレストイレは従来型のトイレに比べると価格帯は高くなります。ただし毎日使用する水の量が格段に少なくなるため、長期的に見ると経済的にもお得になると言えるでしょう。